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営業部門の仕事

営業のやりがいと、プライベートを両立。異業種から転職した二人がMIZUKIで手に入れたもの

自動車メーカーや電機メーカーなど多くの企業に納入され、日本のモノづくりを支えているMIZUKIのネジ。このネジを求めるお客様に対応し、各部署と連携しつつ納品まで管理するのが営業の役目です。今回インタビューに登場するお二人は、共に異業種からの転職者であり、子育てに励む親でもあります。営業のやりがいはもちろん、未経験から挑戦できる理由、さらに家庭も大切にしながら働ける環境についても語っていただきました。

製造業の面白さと働きやすさに惹かれ、異業種から転職

—— まずはお二人の仕事内容を教えてください。

久保寺 康矩(以下、久保寺):既存のお客様からの注文を受け、製品の手配、在庫管理、梱包・出荷という納品までの工程を管理しています。私が担当しているのはマイクロネジ(0番ネジ)と呼ばれる非常に小さいネジで、デジタルカメラなどの精密機器に使われているものです。

田中 麻利奈(以下、田中):私の仕事も久保寺さんとほぼ同じです。ただし担当しているお客様が違うので、取り扱う製品の種類も違います。私が販売しているのは自動車に使われる大きいネジです。

—— お二人は別企業からMIZUKIに転職されています。どのような経緯でMIZUKIに入社したのでしょうか。

久保寺:以前は、ホテルやレストランなどのスタッフが着用するユニフォームを製造販売する会社で、代理店にユニフォームを販売する営業職を務めていました。そこで13年ほど働いたのですが、30歳を過ぎた頃「新しい業界にも挑戦してみたい」と考えて転職活動を始め、MIZUKIに出会いました。機械や工場などには無縁の環境で育ったので、ネジに関する知識は全くありませんでしたが、新しい分野の経験が積めることは面白そうだと考えました。入社の決め手となったのは、「子どもが小さいうちは、男女関係なく子育てをしっかりしないといけない。そのためのサポートはします」という社長の言葉。共働きで幼い子どもを育てている私の背中を押してくれました。

田中:私は工業高校を卒業後スーパーに就職し、レジ係や売上管理、勤怠管理などをしていました。しかし子どもが小学校に上がった頃から、急遽学校へ行くため仕事を休まなければならないことも増え、会社に申し訳なく思って退職しました。その後はしばらく飲食・接客のパートを続けていたのですが、子どもが中学・高校に上がる頃になると時間の余裕もでき、安定した収入が必要だと考えるように。そんな折、たまたまMIZUKIで働いている知人から「いい会社だよ」と紹介されたのです。「社屋も新しくて綺麗だし、社員教育に力を入れていて外部のセミナーにも参加できるし、いろんな部署を回って勉強できる」という話を聞き、「ぜひMIZUKIで働きたい!」と思いました。

幅広い部署と協力してお客様に貢献し、自らも成長できる仕事

—— 仕事のやりがいについて教えてください。

久保寺:任されている仕事の範囲が広いことにやりがいを感じます。MIZUKIの営業では、お客様とのやり取りだけでなく、製造部門との調整業務をはじめ、社内の各部署と協力する機会がとても多いのです。逆に仕事で難しいところは、お客様からの発注の予定が急遽前倒しになり、「来週までに納品してもらえませんか」といった予定外のオーダーに対応すること。そうした不慮の事態にも慌てずに対応できるよう、「この品番のネジは急な発注が入ることが多いから、在庫を多めに置いておこう」といった準備をするようにしています。そうした工夫が功を奏し、急な発注にお応えできたときには、「ありがとう、久保寺さんのおかげで助かりました!」とお客様から感謝の言葉をいただくことも。そういうときには自分の成長も実感でき、嬉しく思います。

田中:私も、お客様の期待に応えることができたときにやりがいを感じます。急に発注を受けて在庫が足りない、という事態にならないよう、早めに在庫状況を確認してお客様に伝えるなど、配慮を怠らないようにしていますね。また、MIZUKIでは社内での改善活動も活発で、こちらもやりがいがあります。最近、改善活動のリーダーとして、会社の課題に対する調査・検証・発表を任せていただいたのですが、何とこれが一等賞を受けることができました。活動にあたっては、いろんな部署の人に意見をお聞きしたのですが、MIZUKIでは部署間の関係がとても良好なので、快く協力いただけました。営業の仕事は、常に製造や出荷など他部署と連携しないと何もできません。みんなで協力して仕事をやり遂げるところが好きです。

——お二人は未経験で入社されていますが、どのように業務に必要なスキルを身につけていったのでしょうか。

久保寺:前職の営業は、代理店にカタログを持参してユニフォームを販売するという仕事だったのですが、現在の仕事には外回りはなく、その代わり前職にはなかった生産管理や納期管理をしなければなりません。同じ「営業」ですが入社当初は大きなギャップを感じましたね。もちろんネジのことも分からないことばかりです。最初の1年ほどは上司に同行して仕事を教えていただき、製造の流れや専門用語、ネジの形状など、さまざまな知識を学びました。はじめは大変でしたが、3年経った頃には基本的な知識が身に付き、一人である程度仕事を回せるようになりました。

田中:私も入社当初は知らないことしかないという状態。先輩方に分からないことを質問してはメモをとり、自分なりのマニュアルのようなものを作成しては、それを先輩に確認してもらうことを繰り返しました。先ほども話した通り、MIZUKIは部署間のコミュニケーションが良好なので、いろんな部署の先輩方に知識を教えてもらえるところがありがたかったです。今では一通りの納品管理はできるようになりましたが、ネジの専門知識についてはまだまだ。皆さんのおかげで仕事ができているといつも感謝しています。

家庭も大切にしながら働ける制度と社風

—— 仕事面以外で、MIZUKIに入社して良かったと思うことを教えてください。

久保寺:MIZUKIは、社員のことはもちろん、社員の家族のことまで考えてくれる会社です。たとえば私自身も共働きで、保育園に通っている子どもが二人おり、子どもが熱を出したりして緊急の呼び出しを受けることがあります。そうしたとき、上司や同僚がみなさん「あとの仕事はやっておくから、すぐ行っておいで」と快く理解を示してくださるのです。入社前に社長に聞いた「子育てをサポートする」という言葉は本当だったのだな、と改めて実感しています。

田中:私も子どもがいるので、働きやすい職場環境には感謝しています。具体的にいうと、有給休暇をちゃんと使えるところが本当にありがたいですね。自分の仕事がある程度コントロールできていれば、「明日休みます」「今日の午後早退します」といった風に柔軟に休めます。1時間単位で使える休暇も便利で、市役所での手続きのため1、2時間早く帰宅したいときなどに利用しています。周りを見ていても、育休を取得している男性や、介護をするためにテレワークをしている人もいて、ライフステージに合わせた働き方ができていると感じますね。最近、個人的に嬉しかったのは、オフィスに給茶機が入ったこと。おかげで休憩時間はみんなでお茶を飲んで雑談したり、お菓子を食べたり、楽しく過ごせています。これほど社員のために環境を整えてくれる会社は珍しいと思います。

——最後に、これから入社する方へのメッセージやアドバイスをお願いします。

田中:未経験で入社すると最初は知らないことだらけですので、たくさんのことを覚えなければなりません。いわゆる報連相をしっかりして、気になることは積極的に質問しないと、ついていけなくなるでしょう。でも、向上心を持って自主的に働ける人にとっては、いろんなことを覚えることができる、面白い職場だと思います。製造業も営業も未経験だった私もここまでできたので、一緒にがんばりましょう!

久保寺:MIZUKIは一つの社屋にすべての部署が集まっているので、何か分からないことがあれば歩いて誰にでも相談しに行ける環境です。ただし、皆さん世界に通用するネジを作るというプライドを持って仕事に取り組んでいる人ばかり。何でも気軽に聞くという態度ではなく、学びたいという真剣な意欲を持って聞けば、必ず親切に応えてくれます。モノづくりに対して興味がある方なら、経験がなくても一から学べる会社ですので、安心してくださいね。